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ハワイ州オアフ島ホノルル東西を結ぶ高架鉄道「スカイライン」が運行開始

2023年6月29日

​2023年6月30日に営業運転を始め開業致しました。​

この日開通したのは、ハラヴァ(アロハスタジアム)とウェストカポレイを結ぶ11マイル、9駅の第1区間。午後2時の初運行に合わせ、午後1時30分ごろ最初の乗客200人以上が改札を通過、午後2時30分ごろには1000人以上がハラヴァ駅に列を作り、運行初日から賑わいました。

高架鉄道システム、待望の「スカイライン」運行開始




ホノルルの高架鉄道システム「スカイライン」が、6月30日、運行を開始しました。この日開通したのは、ハラヴァ(アロハスタジアム)とウェストカポレイを結ぶ11マイル、9駅の第1区間。午後2時の初運行に合わせ、午後1時30分ごろ最初の乗客200人以上が改札を通過、午後2時30分ごろには1000人以上がハラヴァ駅に列を作り、運行初日から賑わいました。

「スカイライン」は7月4日まで無料で乗車できますが、乗車にはHOLOカードの購入が必要です。同カードはザ・バスと共通で、各駅での販売のほか、フードランド、セブンイレブンなどで購入可能です。

この鉄道システムは今後、ダニエルKイノウエ国際空港、ダウンタウンを経由し、アラモアナセンターまでのルートが計画されています。



6月30日より開通した区間の9駅と、今後の延伸計画は以下の通りです。

2023年6月30日より開通した区間

1.Kualaka‘I クアラカイ駅(イースト・カポレイ)

2.Keone‘ae ケオネアエ駅(ハワイ大学ウエスト)

3.Honouliuli ホノウリウリ駅(ホオピリ)

4.Hō‘ae‘ae ホーアエアエ駅(ウェスト・ロック)

5.Pouhala ポウハラ駅(ワイパフ・トランジットセンター)

6.Hālaulani ハーラウラニ駅(リーワード・コミュニティ・カレッジ)

7.Waiawa ワイアヴァ駅(パールハイランズ)

8.Kalauao カラウアオ駅(パールリッジ)

9.Hālawa ハラワ駅(アロハスタジアム)

※1.クアラカイ駅(イーストカポレイ)から9.ハラワ駅(アロハスタジアム)までの乗車時間はおよそ21分です。

2025年夏に開通予定の区間

10.Makalapa マカラパ駅(パールハーバー・ヒッカム統合基地)

11.Lelepaua レレパウア駅(ダニエル・K・イノウエ国際空港)

12.Āhua アフア駅(ラグーン・ドライブ)

13.Kahauiki カハウイキ駅(ミドルストリート・トランジットセンター)

2031年に開通予定の区間

14.Mokauea モカウエア駅(カリヒ)

15.Niuhelewai ニウヘレヴァイ駅(ホノルル・コミュニティ・カレッジ)

16.Kūwili クーヴィリ駅(イヴィレイ)

17.Hōlau ホラウ駅(チャイナタウン)

18.Kuloloia クロロイア駅(ダウンタウン)

19.Ka‘ākaukukui カアカウククイ駅(シビックセンター)

2031年以降に開通予定の区間

20.Kūkuluae‘o クークルアエオ駅(カカアコ)

21.Kālia カリア駅(アラモアナ・センター)

※1.クアラカイ駅(イースト・カポレイ)から21.カリア駅(アラモアナ・センター)までの乗車時間は約40分となる見込みです。

スカイラインの運賃は全て“HOLOカード”で支払い、“TheBus”(ザ・バス)と同じ運賃体系となります。

HOLOカードが必須となり、カードの代金は2ドル、乗車には別途3ドル以上のチャージが必要。

地元のコンビニエンスストアや各駅入口の券売機、TheBusの”パスオフィス(Pass Office)”にて購入が可能で、運賃は大人1回の乗車につき一律3ドル、1日券は7.5ドル。平日は午前5時から午後7時まで、土日祝日は午前8時から午後7時まで10分に1本の間隔で運行します。

スカイラインは日立製作所グループの日立レール社が受注し、車両製造や信号通信システムのほか運営とメンテナンスを担当。同鉄道はアメリカ初の自動運転で、郊外に設けられたオペレーションセンターにて運行を管理するシステムが導入されました。

1編成4両で運行し、乗車人員は最大800人と市営バス10台分の輸送能力を誇るとHART(ホノルル高速鉄道輸送機構)は説明。車両には虹のイラストが施され、車内には自転車やサーフボードを置けるスペースも用意されています。

HART側は運行開始から1年後には1日あたり8,000人から1万人が利用し、全面開通した際は1日あたり8万5,000人まで利用者が増えると予測。一方で資金不足などの影響により、ホノルル中心部のクークルアエオ(カカアコ)とカリア(アラモアナ・センター)の2駅は着工が遅れています。

HARTのロリ・カヒキナCEOは、「アラモアナ・センターまでの開通は不可欠であり、関係者と協力し早期に計画を進めたい」と路線の延伸に意欲を示しました。

高架鉄道の開通によりホノルル市内は車の利用が減り、道路の渋滞緩和や二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減につながると期待されています。スカイラインの時刻表や各駅に関する詳細は、ホノルル市のスカイライン公式サイトをご確認ください。

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